友達は多くない方ですが、地元の友達とは年に2~3回帰省のついでにご飯を食べて近況報告しあっています。
その中で一番昔から知っているのは保育園からの友人。
彼女の両親は彼女が小学生の頃に離婚しました。
こども達は母親に引き取られ、父親はひとり暮らしをしていたそう。
その父親が去年亡くなったそうで、家族総出で片付けをしたという話を聞きました。
親の家を片付けた友達
彼女の父親は一戸建てに一人で住んでいました。
わたしの地元は田舎なので、探せば手頃な価格で一戸建てが買えます。
その家にいつ引っ越したのかは分かりませんが、亡くなってから片付けのために訪れてみてびっくりしたそう。
友達曰く
「本当にモノだらけでびっくりした。捨てても捨ててもモノが出てくる。わたしがこどもの頃に使っていたものとかも出てきて、でも懐かしいとか悲しいというより目の前にある大量のモノをなんとかしないとという気持ちでいっぱいだった。」
弟夫婦と一緒に夏の暑い時期に汗だくになってなんとか片付けたそう。
家にあったもののほとんどはゴミとして処分場へ運ばれて行きました。
そして空になった家は売りに出されました。
しかし老朽化や立地を理由に、数百万円という値段しかつかなかったそう。
「とにかく疲れた。でも全て片付いてほっとしている。でも、自分がもっと歳を取ってからの片付けだったら、同じようにできたか分からない。」
本当にその通りだなって思います。
親の家の片づけは他人事ではない
同級生からの喪中はがきでも時々、親が亡くなったという連絡を受けます。
50代、60代でもいつ別れの時がくるのかなんて分からないですよね。
わたしも実家とはいえ別世帯なのでなかなか踏み込んだ話は難しいですが、少しずつでも話すようにしています。
とりあえず、以前こども部屋として使っていた部屋のモノはほとんど処分しました。
また、せっけんやタオルなど使い切れない日用品はフリマ用にもらって帰っています。
親も「絶対捨てたくない!」というよりは、捨て方が分からない、捨てるきっかけがない、時間がないという理由が大きいようです。
モノが多いと災害時にも危険です。
できる範囲からでも不要なモノを一緒に片づけていけるようにしていきたいと思います。