「特に無駄使いしている訳ではないのに、お金が全然貯まらない!」
そう感じることはないでしょうか?
先日、会社の昼休みに聞こえてきた経理部の社員AさんとBさんのお金に関する会話。
2人とも20代後半、独身、一人暮らしの男性です。
Aさん「今日も飲み会なんですよ。楽しいけどお金がどんどん出ていく感じ。他にも家賃とか、携帯代とか普通に暮らしているのに、お金が全然貯まらないってことないですか?」
Bさん「確かにそうですよね。でも僕は逆に家賃とか携帯や保険などの固定費を意識して削るようにしていますよ。そうすると勝手にお金が貯まるんですよ。」
Aさん「へぇ〜すごいですね…。」
同じような状況なのにしっかり貯めているBさんの言葉を聞いてちょっとショックな様子のAさん。
Aさんの方が社交的な感じなので、飲み会や付き合いのお金がかさむのというのはあるかもしれません。
しかしその分を差し引いてもしっかり貯められているのは、暮らしを小さくしてお金が貯まる仕組みを作っているBさんなのは明らかです。
2人はお給料に大きな差はなくても、貯金額はかなり違う印象を受けました。
お金が貯まらない言い訳を捨てる
- 給料が安いから
- 一人暮らしだから
- 携帯代が高いから
- 付き合いは削れないから
お金が貯まらない言い訳は、あげればキリがありません。
「だから、お金が貯まらないのは仕方がない。」
と、Aさんのように貯まらない理由を自分以外のせいにするのは簡単。
だけどそれで何かが改善しますか?
収入が増えないなら、Bさんのように自分のお金の使い方を見直してみることが一番の近道です。
2つの壁を乗り越える
「お金を整える」にも、お金の「通り道」を整えることでお金が貯まるとあります。
そして、お金を整えるにあたり、乗り越えなければならない2つの壁。
それは、「感覚マヒの壁」と「自己正当化の壁」です。
感覚マヒの壁
大きな金額の買い物に対しては金銭感覚がマヒしてしまい、見直す必要性を感じないこと。
金額が大きくなるほど、感覚がマヒしてルーズになりがちです。
自己正当化の壁
だれもが自分の買ったものを後悔したくはありません。買ったものが高ければ高いほど、それが間違いだと認めたくはありません。
もちろんこれが悪いわけではありません。ただ「見直し」を拒否する大きな要因になってしまうこともたしかです。
「お金を整える」では住宅購入や住宅ローンを例に出していましたが、賃貸の家賃や保険、携帯代も同じことです。
この2つの壁の存在に気づいて「面倒くさい感情」に勝つことで、自然にお金が貯まる仕組みを作っていきたいですね。