最近よく耳にするのが
貯蓄型保険(学資保険、低解約返戻金型終身保険など)は保険会社の取り分が大きい。
保険と貯蓄はわけましょう。
一時的に損してでも解約して投資にまわしたほうが増える確率は高い!
ってことです。
本当にその通り!
わが家は数年前、あまり深く考えずに学資保険のかわりと思って低解約返戻金型終身保険に加入しました。
そこからFPの勉強をしだして、正直「やってしまったなー。」と思ったのですが…。
解約するか迷いましたが、わが家は満期までこのまま積み立て続けることにしました。
その理由について説明します。
《こんな人におすすめ》
- 低解約返戻金型終身保険を解約しようか迷っている
- 低解約返戻金型終身保険を契約しようか迷っている
低解約返戻金型終身保険とは?
終身保険は、死亡保障・高度障害保障が一生続く商品です。
低解約返戻金型の終身保険は、保険料払込期間中の解約返戻金額を低くすることで、低解約返戻金型ではない終身保険よりも保険料を抑えることができます。
また、保険料払込期間満了を過ぎると解約返戻率が上昇するという特徴があります。
一方で、保険料払込期間満了前に解約すると、受け取れる解約返戻金は払込保険料の総額を下回ります。
引用:マニュライフ生命
メリット
- 通常の終身保険よりも保険料は低い
- 貯蓄性があり満期後は仕掛け金以上の解約返戻金が受け取れる
デメリット
- 途中解約すると大きく損失が出る
- 生命保険としては使いづらい(大きな保障をつけると掛け金が高額になる)
- 投資信託や株式投資よりリターンは低い
わが家の保険内容
同じ保険会社の同じ商品を夫と妻、2本の保険で契約しています。
保険料(合計):5,000,000円
保険料(払込済):2,000,000円弱
契約期間:10年
いま解約すると31.7%の損失です。(汗)
11年目以降はいつ解約しても元本割れはせず少しずつ増えていきます。
保険を解約しなかった理由
貯金からの積立だから
毎月のお給料から保険料を払うとなると負担が大きいと思います。
わが家の場合はもともと教育費として用意していた貯金から移しかえているだけなので負担としては大きいと感じることはありません。
期間が短いから
資金はすでにあるので、できるだけ早く積み立てようと思い、最短の10年を選択しました。
あと数年で満期になるのでその時解約するかそのまま持ち続けているか決めようと思います。
他で株式投資しているから
iDeco、つみたてNISA、ジュニアNISAでは全て株式100%で運用しています。
リターンは期待できますがリスクもあります。
ここでも教育資金を運用しているので保険部分は貯金に近い位置づけで考えてもいいかなと思いました。
解約したほうがいい人
下記の場合、解約を検討したほうがいいかもしれません。
- 毎月の保険金の支払いがきつい
- 10年以上契約期間が残っている
- 生命保険にはしっかり備えたい
損失が少ないうちに乗り換えるほうが結果的によい結果になる可能性が高いです。
まとめ
大きなリターンは期待できませんが、メリットとデメリットを考えて自分なりには納得できたのでとりあえず継続の方向でいきます。
現時点での中途解約の損失金額がなかなか大きいのでその後の投資で回収できるかわかりませんしね。
教育費は確実に使う時期が決まっているのであまりリスクを取りすぎるのも✕ですが、これから契約しようという人がいたらやっぱり貯蓄型保険はおすすめしません。
保険はライフネット生命などの安い掛け捨てタイプで備えて、教育資金は貯金+セゾン投信で運用するなど分けて考えましょう。