「ちいさな家に住んでシンプルに暮らしたい。」
少ないもので上手に暮らしている人のブログを読むとそう思いませんか。
わが家も一戸建てにしてはちいさい家に住んでいますが、持ち家じゃなければもっとちいさな家に引っ越していたと思います。
でも、引っ越す前に少し考えて欲しいことがあります。
会社の同僚(30代男性)は度々会社を休みます。
今回はこどもの風邪が奥さんに移って肺炎になってしまったとのこと。
その看病のために有休を取っていました。
奥さんが動けないと家事とか育児とか無理ですもんね。
それだけ聞くといいダンナさんって思うのですが、そもそも原因は家のようで。
その方は3人家族で1LDKの賃貸に住んでいます。
会社の人は「狭すぎるやろ。3人ならせめて2LDKは必要。」とか言っていますがわたしはちいさい家ってひそかにいいなって思っています。
持たない ていねいな暮らしのマキさんも4人家族ですが1LDKですっきり暮らしていらっしゃいます。
[amazonjs asin=”479910456X” locale=”JP” title=”持たない ていねいな暮らし”]
ちいさい家のメリット
- 掃除が楽
- ものの管理がしやすい
- 家賃が安い
ちいさい家のデメリット
- プライバシーの確保が難しい
- ものの量を常にコントロールする必要がある
でも把握できないほどの量のものって必要?
ものを減らすことを覚えれば、メリットのほうが大きいかなって思います。
話を聞くとその人の家は結構ものが多いみたいで、一部屋は完全に物置状態。
必然的にLDKのみで過ごすことになっているそうです。
なので、家族の誰かが病気になるとほぼ間違いなく感染します。
さらに帰宅が遅いため、家族はすでに寝ている状態。
音を立てずにお風呂に入り、小さな明かりをつけての夕食。
家に帰ってもほっとできませんよね。
改善点として考えられる選択肢3つ
- 一部屋片付けて寝室と食事スペースを分ける
- 家族と生活パターンを合わせる
- 広い家に引っ越す
わたしが相談を受けたなら「1」をおすすめします。
引っ越さなくてもいいし、ものを減らすだけなので無駄が少ない。
「2」ならいまの部屋の状態でもいけるかもしれないですが、サラリーマンにはなかなか定時で帰るって難しいですよね。
確かに節約の基本は固定費を削ること。
なので家賃を安くするためにちいさな家に住むことは合理的だと思います。
でも現状だと別に病院代がかかったり、「健康管理ができていない。」と会社からの評価も下がったり。
ただ節約のためだけに、狭い家に無理に住んでいる印象を受けてしまいます。
ここで見えてくるのは3つのバランス。
- 家の広さ
- 物の量
- 生活パターン
ちいさな家に住みたいと思ったら、バランスを整える必要があります。
バランスが取れていれば、「広い家=居心地がよい」「狭い家=居心地が悪い」ではなく、やり方次第で家族にとって住み心地のいい家になるはずです。
今回のことでわたしもいつでも身軽に動けるように、常々ものとの関係を見直していきたいと思いました。